1歳半の次男は、先日2回目の熱性けいれんを起こしました。
2回目ということで多少は冷静にいられたのですが、やはり救急車を呼ぶことになりました。
救急外来で偶然出会った、熱性けいれん・てんかんを専門に診ておられる先生とお話ししたことで、私自身が熱性けいれんをいう症状に対して理解と納得できたので、先生から聞いたお話しをまとめます。
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子供の熱性けいれんが起こったら
急激に熱が上がった時に起こす、熱性けいれん。初めてけいれんを起こした時は誰もがパニックになることと思います。
熱性けいれんという言葉は耳にしたことはあるけれど、実際に子供がけいれんを起こした時にとっさに熱性けいれんだ!と判断できることは少ないと思います。あ、なんかおかしい!と思ったら迷わず救急に電話しましょう!
救急に電話することで適切な対応を電話で指示してくれますし、冷静になるよう誘導してくれます。
熱性けいれんは繰り返されるのか
一度熱性けいれんを起こすと、次に熱が上がった時も起きてしまうのか?そんな不安を抱くお母さんも多いと思います。
一度目のけいれんで病院に行き、先生からけいれんはほとんどの方が1回です。と説明を受けることでしょう。しかし、2回の子供もそれ以上繰り返してしまう子供も一定数はいます。
そのことを頭において置き、次に起こった時にどう対応すればいいのか、気持ちが落ち着いているときにお医者様に聞いておくことが大切です。
けいれんを起こして病院に行っているとき(特に初めてのけいれんの時は)親はかなり動揺しています。先生から大丈夫ですよ、と言って頂いても、けいれん後のグッタリしている子供を目にしながら説明を受けることになります。
その間は心臓はドキドキしっぱなし、正直、先生の言葉は半分くらいしか耳に入ってきません。ですから、症状が安定し落ち着いたときにかかりつけの医師に相談しておくといいでしょう。
私自身も、救急外来で説明された時は、聞いているようで理解は出来ていませんでしたが、後にかかりつけ医のところへ受診して、ゆっくり話を聞くと、理解もきちんとできました。
熱性けいれんはそれほど怖いものではない
救急外来で、偶然に熱性けいれんやてんかんを専門に診ておられる先生がおられました。その先生は、私が納得いくまで丁寧にけいれんについて説明してくださいました。
私は医師ではないので詳しく説明することは避けますが、その先生からのお話しでけいれんについて理解できたことは、熱性けいれんはそれほど心配するものではない、ということです。
長年診察してきて熱性けいれんで死亡した患者は診たことがないそうです。先生は熱性けいれんは症状であり、病気ではない。と仰りました。
この言葉は私にとってとても安心できる言葉で冷静に対応できる材料となりました。そしてこうも仰りました「風邪などで熱が上がった時に咳やくしゃみがでるでしょう?それと同じくらいのレベルです。」とも。
なるほど!納得!! 「だから、お母さん、ものすごく心拍数あげて病院にこなくても大丈夫ですよ」と言って頂きました。(そうとうドキドキした顔で来ていたのでしょうね~・・・)
熱性けいれんで病院に行かなくてもいいの?
先生に、熱性けいれんは症状だ。ということを聞いて安心したところで沸いてきた疑問。じゃぁ病院に行かなくてもいいの?ということ。
先生にそのまま聞いてみました。答えは「NO!」。先生もこのことについては病院に来なくても大丈夫なことがほとんどで、診察していても、風邪の熱でけいれん起こしたんだろうな~と思いながら診察しているそうです。
でもその熱が風邪ではない場合も少数ながらあるそうで、それが脳炎であったり、他の病気が隠れていることもあるそう。それが無いかどうかは調べておいた方がいい。ということでした。
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病院に行くタイミングは?
では、どのタイミングで病院に行けばいいのでしょうか。先生は5分けいれんが収まらなかったら救急に電話するように。という指示でした。
5分以内であれば、様子を見て明日でもいい。しかしご両親が不安である時は5分以内であっても救急に電話していい。ということでした。それくらい病院側は子供のけいれんい大しては寛容なんだな。と感じました。
昼間にけいれんを起こしたら、近くのかかりつけ医でも構いませんか?と聞きました。先生の答えは「いいよ。でも大抵は夜に起こるから(笑)救急になることが多いよね」でした(笑)
夜に熱が上がるということも医学的に理由があるそうで(難しい説明だったので医師ではない私が説明するのはやめておきます)昼間は高い熱が出ることは少ないそう。夕方から熱が上がり始めることがほとんどだよ。と言っておられました。
けいれん止めのお薬は?
1度熱性けいれんを起こしたことのある親御さんは、けいれん止めをもらっている方も多いのではないでしょうか?お守りのような感じで、もし次に起きたら使ってね。という具合です。
しかし、2回目起きた時、私は使えませんでした。初めてけいれんを起こしてから半年くらい経っていたので、薬の存在を忘れていたこと。どのタイミングで使うかも忘れていました。
2回目が起きた時は、さすがにしっかり聞いておかなくっちゃ!!と思い、救急の先生とかかりつけ医と2回聞いておきました。
救急の先生は、5分けいれんが続いたら使って。かかりつけ医も同じ回答でした。ですが、半年前にけいれん止めの薬をもらった時に一緒に入っていた紙には熱が出始めた時に1度使用し、数時間後にもう1度使う。という内容でした。
この内容は私が薬を持っていた半年の間にガイドラインが変わったということで、けいれんが5分続いたらけいれん止めを使う。に変わったそうです。
このことを聞いて、けいれんが起きて薬を使う場合は救急に電話で確認した方がいいいな。と思いました。その時々で変わっていくでしょうし、熱性けいれんはそれほど頻繁に起こることは少ないです。半年や1年経っていることもあるでしょう。前にもらった薬が使えるのかどうかも、確認した方がよさそうです。
まとめ
熱性けいれんは、一度目にすると死んでしまうのではないかと、思うくらい衝撃的なことです。もう二度と起きないでほしいと願います。ですが、それほど恐れることはない、ということが今回の2度目のけいれんで理解できました。
一番大切なのは、親が冷静に子供の状態を観察し医師に伝えること。そして不安な時は自分で対応せず救急に指示をもらう。
それが一番難しいのですけれどね・・・。
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